イベント詳細
親子がともにたのしみながら、平和について考えるタネをこころにまく、そんなイベントです。
第一部 13:00開演(12:30開場)こころ耕す人形劇
人形劇団プーク公演 二本立て(各30分 間15分休憩有り)
「霧と風からきいたお話」
作/宮沢賢治「ありときのこ」「鹿おどりのはじまり」より
脚色/川尻泰司 演出/岸本真理子 美術/坂上浩士 音楽/秋岸寛久 音響効果/鬼沢洋子
東北の田舎で暮らしている嘉十は、時には山菜やきのこを狩りに山へ入ります。
そんな嘉十に、霧と風がきかせてくれたとっておきのお話。
早朝、森の霧からきいたのは、白く光る物体を見つけ、大騒ぎする小さなアリンコたちの話。
夕方、山の風からきいたのは、鹿たちと風にひらひら舞う手ぬぐいのお話。
今に伝わる、「鹿(しし)おどり」のはじまりなんだそうです。
多くの人に愛されている宮沢賢治の童話からお贈りする、こどもたちのための人形劇詩です。
『上演にあたって』演出/岸本真理子
「ありときのこ」「鹿おどりのはじまり」は宮沢賢治の作品の中でも郷土色の濃い
ファンタスティックなお話です。動物の目線から見た世界は、新鮮な驚きにあふれています。
「人間と自然が共存していくことの大切さ」を透明感ある舞台から感じとってもらい、
時間的にも環境的にも、生き生きと成長できる土壌が失われつつある観客の子どもたちに、
ゆったり楽しんでお芝居を観てもらえることを願っています。
「うかれバイオリン」
作/川尻泰司 演出/竹内とよ子 美術/人見順子 音楽/宮崎尚志 照明/三上つとむ
主人公のトムは、働いて手に入れた銅貨三枚をもって、旅に出かけました。
途中お腹をすかせた小びとの老人と出会ったトムは、銅貨をわけてあげ、
その御礼にバイオリンをもらいました。実は、このバイオリンはその音色を聞いた者は
だれでもみんなうかれて踊りだすという、不思議なバイオリンだったのです。
元気に歌いながら旅を続けたトムは、大きなお金持ちの家を見つけて、
働かせてほしいと頼みますが・・・
『上演にあたって』演出/竹内とよ子
バイオリンは今から五百年前も昔、北イタリアで生まれたそうで、以来、人々の喜びや悲しみを
奏でてきました。そして、昔語りに出てくるバイオリンは摩訶不思議な力を持っているものが多く、
『うかれバイオリン』もそんな話の一つです。この話を世に出したアンドルー・ラングはイギリスの作家で、幼少期を深い森に囲まれた大自然の中で育ち、長じて世界各国の童話を収集。子どもは世界中どこでも、強く正しく美しいものが大好きで、常に弱いもの貧しいものの味方だと確信するようになったといいます。ここに登場する少年トムも、ラングの思いそのままに元気はつらつ大活躍。心優しいトムの手にあって、不思議な魔力を持つバイオリンはどんな力を発揮し、どんな世界を繰り広げてくれるでしょうか。
第二部 15:00開始(14:40開場)平和のタネの講演会
弁護士 武井由起子氏(明日の自由を守る若手弁護士の会)
「子どもたちのために、今知っておきたい憲法」
はじめての方にもとてもわかりやすい憲法の解説と、
子をもつ親の視点でのお話が多くの共感を呼び、
各地の憲法カフェでひっぱりだこの武井先生。
今回は各地で展開されている憲法カフェのミニ版、
ぎゅぎゅっと大事なエッセンスがつまったお話を伺います。
人形劇団プーク プロデューサー 興梠直人氏
「人形たちの平和
~戦前をプークはどう生きたのか~」
プークは1929年(昭和4年)に産声をあげましたが、
人形たちの進もうとする道の先には、軍国主義の拡大に伴って、
言論、思想、表現の自由が 極度に制限され、統制された状況が待ち受けていました。
そんな中、プークは、そして人形たちはどのようにして生き延びてきたのかお話を伺います。
※第二部の間、託児サービス有り(事前予約が必要です。 メールにてお知らせください)
参加費:全席自由席
第一部人形劇のみ2歳以下無料 3歳〜小学生2000円 中学生以上 ¥3000
第二部講演会のみ 学生無料 社会人¥1,000(資料代込み)
第一部&第二部 通し 大人¥3500
申し込み方法
お席確保のためこちらから、事前予約をお願いします。
当日受付にてお支払い。当日のご参加も可能です!!直接会場にお越しください。